リフォームの工程

何から始めればよい?実家のリフォームの流れと注意点とは

いざリフォームをしたい!と思っても、なかなか踏み切れないものです。
ただでさえ、リフォームというのはあまり経験をすることがありませんよね。
知らないものを前にすると尻込みをしてしまいがちになってしまいます。

そのため、まずはリフォームのプロセスを理解して、イメージを掴んでいきましょう。

リフォームのプロセスは業者によって多少に違いはあれど、ある程度流れが決まっています。

実際にリフォームをすることになったらどういう手順で進むのでしょうか。
今回の記事ではリフォームのプロセスに沿って解説をしていきます。




リフォームのプロセス

リフォームの目的を確認する

一戸建てやマンションに住んでいると気になることが出てくるでしょう。

「家が古くなってきた」
「間取りがいまいち」
「耐震性が心配」
「夏や冬が辛い」
「バリアフリーにする必要が出てきた」

このように不満が出てくるようになってきます。

リフォームをする前に、目的を明確にします。
そのことで、次からのプロセスが順調に進めることができます。

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資金計画を立てる

リフォームに使えるお金を計算します。
ローンや減税、補助金などをチェックします。
ローンを利用する場合は、毎月の返済額と借りられる額を計算します。
金融機関のHPにはシュミレーションサイトがありますので、そちらで試算することができます。

試算が終われば、そこからいくらまでの金額を使えるのか計画を立てましょう。

情報を集める

予算が決まったら、専門誌・インターネット・知人などを活用して、情報を収集します。

リフォームの事例は、専門誌、カタログ、Webサイトなどで確認することができます。

要望や優先順位をまとめる

家族と話し合い、どこをどのようにしたいかイメージをつくります。

実例写真などを参考にしつつ、イメージを膨らませると楽しいでしょう。
他の家は間取りや構造が違うため、全く同じことが出来るとは限りません。
しかし、事例から自分の家ならどのようにアレンジするのか想像してみましょう。

信頼できるリフォーム会社を選ぶ

イメージが固まれば、そこから自分の志向に合いそうな依頼先候補を探します。
リフォーム専門会社・工務店・建築家などリフォームに対応している会社を探します。

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現場調査・見積もりを依頼する

依頼先候補を数社に絞ったら、希望する会社にリフォームする家を見てもらいます。

現場調査とはリフォームする家の採寸や状態を調査することです。
プランを作るうえで必ず行わなければいけない重要な項目になります。

現場調査の際には図面を用意すると話がしやすいです。
こちらからの要望を伝え、見積もりを依頼します。

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見積り・プランを検討する

複数の見積もりからプランを検討しましょう。
内容を比較検討することで、より良いプランを選ぶことができます。

見積りはプランとセットで提案されます。
比較をするときは、単に金額の安い高いで判断するのではなく、プランの内容もしっかりとチェックしましょう。
金額だけでなく、設計内容や使われる材料なども確認する必要があります。

伝えた希望がきちんと反映されているか。
さらにプロならではの安全に対する工夫やアイデアが盛り込まれているかも見ることが大切です。

また、アフターケアや保証などもしっかりと聞いておきましょう。
見積書の項目や書式は会社によって異なるので、わからない点や不明な点は質問してクリアにしておきましょう。

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依頼先を決定し、契約を交わす

家族と話し合い比較検討の結果、依頼先が決まったら正式契約を交わします。

最初の概算見積りの後に、さらに要望を反映させた実施プランと最終見積りが出されます。
その内容が打ち合わせ内容どおりかどうかと引渡しの日程をもう一度チェックしましょう。

契約書や約款については十分な説明を受けます。
ここで面倒がらずに不明点がないようにしましょう。

またアフターサービスの確認を行います。
アフターサービスには工事が始まってから問題発覚した際の対応や、追加・変更工事に関する対応があります。

すべてに納得したら契約のサインをしましょう。

着工

現場監督から工程表を受け取ります。
スケジュールが組まれているので、説明を受けて確認します。

竣工・引き渡し

工事完了後に施主検査を行います。

図面と一致しているかリフォームした箇所の不備がないかを担当者立会いの上で、入念にチェックしましょう。

リフォームした箇所のチェックを行います。

キッチンであれば、実際に立って動作の確認。
他にもドアや窓であれば、実際に開閉をします。
照明や電気設備などもスイッチを入れてきちんと作動するかを確認します。

不具合は立会いの担当者に指摘します。
改修工事の段取りを相談します。

すべての工事が終了したら、保証書などの書類、そして鍵を受け取って引渡しが終了します。

工事後はご近所への挨拶も忘れずに行いましょう。

 

まとめ

リフォームを計画する際には、日常の不便さを解決したいという生活の要求から始まります。
最初の動機は、ほんの些細な日常の気づきから始まります。

そこから、いざ!リフォームを行おうとすると不安が生じます。

「リフォームって何から始めればいいの?」
「見積りは無料でお願いできるの?」
「リフォームの流れはどうなっているの?」

今回の記事を元に、リフォームのプロセスを掴み、違和感なく入り込みやすいようになればと思います。

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