洗面所

洗面化粧台のリフォーム-タイプの選び方とリフォーム時期-

洗面所をリフォームする場合は、どういった状況のときでしょうか。

洗面所は毎日使用する場所。
いずれは劣化して交換する時がきます。

古くなった
収納場所を増やしたい
壁や洗面台のの汚れなどが目立ってきた

洗面所をリフォームをすることで様々な不具合が解消されます。
また使い勝手の良い洗面所に生まれ変わることができるでしょう。

今回は洗面化粧台のリフォームを中心に解説していきます。




洗面化粧台とは

洗面化粧台とは、洗面器(洗面ボール)に収納部が一体化したもののことを指します。
それに化粧キャビネット(ミラーキャビネット)、小物収納棚・照明器具・コンセントなどが組み込まれています。

この洗面化粧台の左右に収納キャビネットなどを組み合わせます。
洗面化粧カウンターで一体化したものを洗面化粧ユニットといいます。

また付加価値製品の数多く存在します。
・ハンドシャワー付きの大型洗面器の付いた洗髪化粧台
・小型電気温水器内臓タイプの化粧台
・デザイン性とスペースの有効活用ができる出窓タイプ

この他にも、化粧品や洗面用具などを収納する奥行の浅い棚はメディシンキャビネットと呼ばれています。
これは、洗面所の壁面に設置されることがあります。

 

洗面台と洗面化粧台の違い

洗面台と洗面化粧台は何が違うのでしょうか。

洗面台

歯磨きや洗顔をするための最低限の機能しか持ち合わせていないものを「洗面台」と呼ぶ。

洗面化粧台

「洗面化粧台」は、洗面台の機能にコンセントや収納・水栓などが追加されている。
化粧や身だしなみを整えやすいような、機能をプラスしたもの。

さらに洗面化粧台は「ユニットタイプ」と「システムタイプ」の2種類に分けられます。
近年では、洗面台からユニットタイプの洗面化粧台への交換して利便性を向上させるリフォームが増えていますよ。

洗面化粧台の2つのタイプ

洗面化粧台は、「システムタイプ」と「ユニットタイプ」の2種類があります。

ユニットタイプ

ユニットタイプは、「洗面器一体タイプ」とも呼ばれています。
その名の通り洗面ボウル、水栓金具、収納キャビネットなどの機能がセットになっている洗面台のことです。

設置する間口サイズに合わせてパーツを選択することができます。
間口サイズに合わせて、60cm・75cm・90cm・120cmなど様々なサイズが用意されています。
60cm・75cmのサイズになると、コンパクトでスペースに合わせて選択することが可能です。

価格も様々で、手頃な商品も販売されていますよ。
最近では、デザイン性や機能性を高めたタイプも増えてきています。

価格は間口のサイズが大きくなればなるほど高くなります。
しかし、ベースとなる価格は良心的になっています。

お手頃な価格でリフォームしたい方はシステムタイプを選ぶと良いでしょう。

カウンタータイプ

システムタイプは、カウンター台、洗面ボウル、水栓金具、収納キャビネットなど、各機能の色や素材を自由に選んで組み合わせることができる洗面台です。 お好みのおしゃれな洗面台を作ることができますが、ユニットタイプに比べて費用は割高になります。

予算に余裕がある方は、デザインや機能を自分好みにアレンジすることができるシステムタイプがおすすめです。
また、様々な洗面台の特徴を下記にまとめていますのでご参考ください。

システムタイプ洗面化粧台

システムタイプは、洗面ボウル、カウンター台、収納キャビネットなどのデザインや色、材質などを自分で自由に選び組み合わせるタイプの洗面化粧台です。

パーツ選択に自由度が高くなっています。
カウンターや洗面ボウルを好みのものが選択できます。
その他にも、収納・扉材・蛇口を含む水栓金具など、それぞれ選ぶことができますよ。

スペースに合わせて自由度の高い選択ができるのが、システムタイプです。

ユニットタイプに比べると費用が高くなる傾向があります。

洗面化粧台の耐用年数

洗面台の洗面ボウルは陶器・樹脂・ホーローなどの素材が使われています。
その素材によっても、耐用年数が変わってきます。

耐用年数の長さでは、陶器>ホーロー>樹脂

 

特に陶器製は経年劣化しにくく長持ちするのが特徴です。

比較的耐用年数の長い洗面化粧台です。
しかし、頻繁に水を流すことになりますから、何十年もそのままというのは難しいでしょう。

平均寿命としては15~30年ぐらいといわれています。
ただし、使い方や手入れが悪るかった場合などは、耐用年数が短くなっていきます。
そのため、普段のメンテナンスにも気を遣うことで耐用年数を伸ばすことができます。

洗面化粧台をリフォームをする時期

リフォームをするタイミングとして2つの事例があります。

洗面ボウルやパネルにヒビがはいってきた場合
設置から年数が20年以上たった場合
配管から水漏れが見られた場合

特にヒビには要注意。
水を流すので、ヒビを放置していると水漏れが発生します。

そうなれば、早急にリフォームするのが必要があるでしょう。

また、年数が20年以上たっている場合も、リフォームするタイミングとなります。

洗面台の寿命は15~30年程度です。
そのため、20年を過ぎればいつトラブルが起きるか分かりません。
洗面ボウルや収納の表面上は問題が無かったとしてもです。

目に見えない部分、特に内部の配管が腐食していたら、水漏れが発生することに繋がります。

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寿命が近くなったサイン

洗面化粧台の寿命を知らせるサインは、各部の状態をみて判断することができます。

  • 洗面器にヒビが入っている
  • 栓をしても水がたまらず抜ける
  • 水が漏れている
  • 蛍光灯を交換しても照明が点灯しない
  • 鏡が割れている
  • 収納の扉が閉まらない

以上の項目をチェック。

設置からの年数と合わせて判断することで、寿命を把握することができますよ。

まとめ

洗面化粧台のリフォームでは清潔さと使いやすさ大きく向上するでしょう。

意外と耐用年数が長い洗面化粧台。
長年使った洗面台はさまざまな汚れが付いています。

新しくリフォームをすることで気分良く洗面を行うことができるでしょう。
毎日使うものですから、変化を大きく感じることだと思います。

また、最近の洗面台はユニバーサルデザインやバリアフリーの製品が増えてきています。

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これからの暮らしを考えていくうえで、どのように洗面化粧台をリフォームをしていくか方向性を考えてみましょう。
すると、不満点などを解消することが可能になりますよ。