キッチン

キッチンの基本-優れたデザイン性のシステムキッチンの特徴-

キッチンのリフォームをする際に良く聞く言葉として、「システムキッチン」があります。

しかし、システムキッチンの定義を知っている方は少ない事でしょう。
どのようなものをシステムキッチンというのでしょうか。

今回の記事ではキッチンリフォームの基本として、システムキッチンの意味から特長までを解説していきます。




システムキッチンとは

システムキッチンは、シンク・コンロ・調理台などがユニット(部材)になっています。
それが一式になったキッチンです。

各ユニットがワークトップ(天板)で継ぎ目なく繋がっています。
ワークトップによって一体になっているのが特徴です。

各ユニットを選択し組み合わせることができます。
また、販売している各社にユニットやドアのデザインなど様々な種類が用意されています。
それを選択することでオーダーメイド感覚で作ることができます。

ちなみにシステムキッチンとは和製英語です。
日本国内のみで独自に普及した言葉です。
欧米ではビルトインキッチンなどと呼ばれます。

従来のキッチン(セクショナルキッチン)との違い

システムキッチンに対し従来のキッチンセットはセクショナルキッチンと呼ばれています。

システムキッチンと違うところといえば、ガスコンロやIHなどのレンジ回りです。

システムキッチンは、ガスでもIHでもコンロ部分はビルトイン。
それに対して、セクショナルキッチンはレンジ台の上に据え置き型のコンロやIHを設置。

このコンロ周りの違いが掃除などのメンテナンスに大きく関わってきます。

セクショナルキッチンはコンロを設置すると、コンロ台とコンロの間に隙間が生まれます。そこにゴミや汚れがつきやすくなります。
しかし、システムキッチンにはそのような隙間が生まれません。

システムキッチンは、従来のキッチンではできなかった微妙な幅や高さなどを調節することができます。
これによって、身長などの体格にあわして、使う人にとって適したのサイズに仕上げることが可能です。

色や材質、食洗機やオーブンレンジを含め、こだわりの収納パーツなどを組み換えることができます。
使う人の好みや設置場所に合わせやすい点もセクショナルキッチンと大きく違います。

システムキッチンは、大きく分けるとクローズ(壁付け)とオープン(対面)の2種類に分かれます。

壁のほうを向いて作業するタイプがクローズキッチン。
ダイニングやリビングを見渡せるようになっているのがオープンキッチンです。

キッチンレイアウトについては下記のページで解説しています。

あわせて読みたい
キッチンリフォームのレイアウト~クローズドとオープンの特徴と選び方~キッチンの間取りは、クローズドかオープンに分かれます まずキッチンはクローズドかオープンの間取りに大別されます。 キッチンのリフ...

システムキッチンの特徴まとめ

パーツを別途設置する必要がない

シンク、調理台、コンロなどが予め統一規格でセットになっています。
それぞれを別々に準備して設置する必要がありません。

パーツが統一されていることによりインテリアとして一体感が生まれます。

組み合わせの自由度が高い

システムキッチンは各社それぞれ統一の規格で調理台、コンロ、キャビネットなどの部材が複数用意されています。

その他にも食洗機やビルトインオーブンなどキッチン家電を組み込むことも可能です。
それらを自由に組み合わせることができます。

毎日使うキッチンをより使いやすい構成にすることができますよ。

継ぎ目や段差がない

ワークトップが1枚で構成されているためキッチンに段差がありません。
ビルトインコンロもフラットになっているものもあります。
そのため、調理がしやすくなっています。

また調理がしやすいのと同時に掃除もしやすくなっています。
継ぎ目や段差がないことによって、水がパーツの間に染みこんでしまうこともありません。

優れたインテリア性

システムキッチンは統一されたデザインが秀逸です。

ワークトップや扉の素材や色を選ぶことができます。
その事でデザイン性が高くなっています。