キッチン

ワークトップのリフォーム-素材の選び方と機能の比較一覧-

先日の記事ではシンク(ワークトップ)の素材と交換時期の解説を行いました。
素材ごとに違った良さがあるので、どれにするか絞るのは難しいかもしれませんね。

判断基準の1つとして、キッチンを使う人をイメージしてみると良いかもしれません。

共働きや仕事が忙しくてあまりお手入れする時間がない
耐汚性やメンテナンス性重視

子供や高齢者の方も一緒にキッチンで料理する
耐熱性や傷に強い素材

ワークトップの基本的な性能をまとめてチェックしてみましょう。




耐水性

キッチンは、毎日水を使うところです。
そのため、耐水力のある素材でできた製品ばかりですが、錆が発生しにくい素材を選びましょう。

耐熱性

コンロやグリルで火を使うので、燃えない素材は選びましょう。

また、熱した鍋を置いてしまったり、お湯をこぼしてしまっても変色しないものが適しています。
例えば、フライパンであれば焼き物や炒め物をしていた場合、フライパン自体の温度が200℃を超えている場合があります。

そのフライパンをワークトップに直接置くと素材のよっては
溶ける場合があったり
焼け焦げたようにシミが出来る場合があります。

耐汚性

ワークトップは、食材を扱う作業台です。
衛生的に保ちたいところの一つです。

目地の汚れをマメに掃除できない場合、タイル素材は避けましょう。

油汚れなど頑固な汚れを拭き取りやすい(掃除しやすい)材料を選ばないと、日々の家事が大変になってしまいます。

 耐久性・強度

毎日使うキッチンでは、食器や調理器具を落としてしまう場合があります。
他にも包丁による傷もありますよね。
その時にはワークトップの強度が気になると思います。

ワークトップに傷がつくと、そこから汚れが入り込みます。
それは細菌の発生の原因になってしまうことも。

強度に関してはタイルのワークトップは、衝撃に弱くなります。
頻繁に交換する予定がなければ選ばない方が無難です。

ステンレスでは、作業面に凹凸の模様があるものをチョイスしてください。
模様がないものですと、細かい傷が非常に目立つので注意が必要です。

メンテナンス性

家事をする時間があまりとれないご家庭なら、油などの頑固な汚れを拭き取りやすい素材を選びましょう。
料理は好きだけど、片付けが面倒という方にも、お手入れ簡単なワークトップが良いですね。
ステンレスや大理石、メラミンなら清掃性も秀でています。

設置費用

いろいろな機能を考慮しつつ、一緒に考えたいのが予算ですね。
最優先したい機能を選んだら、設置費用とのバランスも合わせて計算しておきましょう。

コスト面を重視するならステンレス・人工大理石やメラミンが比較的求めやすいです。

ただし、ステンレスはワークトップ以外の収納などにも用いられている場合は高額になります。

設置費用は素材によって大きく左右します。
予算とのバランスを見て選択するようにしましょうね。

まとめ

ワークトップ素材別比較一覧表

耐水性 耐熱性 耐汚性 耐久性 メンテナンス コスト
ステンレス  ○  ○
人工大理石  ○
天然石  ○
メラミン  ○
タイル  ○

キッチンのワークトップは、毎日使うものですから一番気に入った素材を選びたいですよね。

しかし、素材によって特徴が異なるため、気に入ったという理由だけで選ばずに慎重になりましょう。

ワークトップの一般的な素材としては、ステンレスと人工大理石が多くなっています。

光沢が美しく料理する場所として本格的なのはステンレス。
インテリアに馴染みリビングダイニングとの一体感を重視するなら人工大理石。

他にも個性的なタイルや高価ながら性能の高い天然石など。

それぞれの特徴をよく理解しましょう。
あなたに合った素材を選んで素晴らしいキッチンライフを送ってください。