マンションリフォーム

マンションリフォームの注意点-挨拶回り・管理組合と規約の重要性-

同じリフォームであっても、戸建てとマンションでは注意点が異なります。
今回の記事ではマンションリフォームで気を付けなければいけない注意点をまとめました。
あらかじめ注意点を把握することによって、スムーズにリフォームを進めることができます。




リフォームできるのは専有部分のみ

マンションには専有部分と共用部分があります。

所有者がリフォームの対象にできるのは専有部分のみとなっています。
玄関の内側からサッシの内側までの範囲が居住部分となり、マンションにおける専有部分になります。

構造部や廊下やエレベーター、階段などは共用部分にあたります。
個人が自由にリフォームできません。

玄関ドアや窓のサッシは共用部分

「ドアや窓は専有部分では?」と、どちらか悩む場合が多いと思います。

このことは明確な答えとして、国土交通省が発行している「マンション標準管理規約」に定められています。

規約第7条第2項で定められている「専有部分」と「共用部分」では
天井や床、壁は躯体部分を除けば専有部分
玄関扉は、錠や内装塗装部分が専有部分
窓枠や窓ガラスは共用部分

この規約を元にリフォームを考えると玄関ドアの外側は共有部分ですが、内錠や内装塗装部分は専有部分です。
そのため、鍵と錠は変更できることになります。

また窓に関しても、防犯や保温の対策として、ガラス面にシールを貼ることができます。
そのほかにも内窓のように元の窓は残して内側に設置をすることが可能な場合があります。

マンションの管理規約を確認する

マンションのリフォームでは、工事ができる部分とできない部分があります。
これは各マンションの管理規約によって定められています。

あらかじめリフォーム計画を立てる前に必ず確認しましょう。

先に述べましたが、共用部分はリフォームすることができません。
居住している人だけが使うような玄関ドアやバルコニーは共有部分です。
また、窓やサッシも工事ができません。

また、床・壁・天井の内側であるコンクリート躯体、さらには給排水タテ管なども共用部分になっています。

注意が必要なこととしてエアコンを設置する場合です。
エアコンの配管はあらかじめ決められていちに穴が空いています。
それ以外に別の穴を開けてコンクリート躯体に配管を通すことはできません。

そのためエアコンの移動は共用部分の変更に関わるため、必ず管理組合の許可が必要をとりましょう。

マンションリフォームでは、共用部分と専有部分の認識をはっきりしておきましょう。
さらに管理規約の制限があるため注意して計画を立てる必要があります。

管理組合に工事の許可を取る

マンションの専有部分をリフォームする場合、前もって管理組合の理事長に申請をしなければなりません。

これは、国土交通省が発行している「マンション標準管理規約第17条」に記載があります。

そこには「区分所有者は、設計図、仕様書及び工程表を添付した申請書を理事長に提出しなければならない」という記載があります。

必要な書類を揃えて申請しましょう。
理事会で承認を得たのち、承認の書面をもらいます。

マンションリフォームでは、専有部分であってもマンションごとの規約に沿った工事に限られます。
規約から外れたリフォームであった場合、工事の中止や原状回復を求められることもあります。
そのため、事前にしっかり確認しましょう。

工期と作業内容の確認

リフォーム業者と工事内容の打ち合わせをして、内容をすり合わせします。
そして、工事契約を完了したら、工事に入ります。

しかし、工事の前に管理組合の承認が必要です。

そこでは、工事の作業内容、工期(工程)、仕様に関しての資料(図面)を提出して承認を取る事が必要です。

承認が必要となる項目(一例)
専有部分工事申請書
工程表
仕様書
図面

 

工事前の近隣挨拶

マンションリフォームでは想像以上に音や振動、さらに塗料の臭いなどが発生することがあります。
工事中は常に依頼者がいるわけではありませんので、どのような騒音がでているのか把握することができません。

リフォーム工事をする場合には近隣住民への挨拶をすることをオススメします。

挨拶の範囲は上階3軒+両隣+下階3軒です。
さらに、資材の搬出入経路になる廊下に面した方へも挨拶をされることをオススメします。

挨拶の際に伝える項目は
工事期間
工事の時間、曜日
工事内容
緊急時の連絡先(工事依頼主、リフォーム業者)

挨拶はリフォーム業者より先に行う

リフォームの挨拶はリフォーム業者も行います。
しかし、リフォーム業者の挨拶だけでは印象が良く感じられない場合が多くあります。

挨拶はリフォーム業者だけでなく、依頼者自らが先に行いましょう。
挨拶は工事開始の1週間~最低でも3日前までには済ませておきましょう。

先に挨拶に回ることで、印象がよくなりますよ。

リフォーム業者は挨拶慣れしているので、受け取られ方によっては訪問営業と間違われることがあります。
依頼者本人が事前に挨拶することで第一印象が良くなり、トラブルを未然に防ぐことができます。

挨拶へ伺っても不在の場合、手紙を玄関ポストに投函しておくのもよいでしょう。

挨拶用の粗品を用意

地域によっても異なりますが、工事開始の挨拶の際は粗品や手土産を添えるのが一般的で印象が良いでしょう。

持っていく品は日用品がオススメ
・タオル(ハンドタオル フェイスタオル)
・洗剤
・サランラップ

賞味期限が気にならない品が人気なのでお勧めです。食べ物はアレルギーのある方もいますので、あまりおすすめできません。

粗品や手土産の価格

一般的には、500円~1,000円となっています。
あまりに高すぎると相手側に気を遣わせたり、逆に印象が良くない場合がありますので、注意が必要です。

表書きは必要?

表書きには「御挨拶」と「名前」を書くようにしましょう。

挨拶する際にはお互い面識がありません。
外のしにして一目で名前が見えるようにしましょう。
すると、名前を覚えていただきやすくなりますよ。

マンションリフォームの注意点まとめ

マンションリフォームと戸建てリフォームでは、マンションリフォームの方が注意点が多くなります。

しかし、事前の準備の手間が増えるだけで、いざリフォームが始まってしまえば、マンションリフォームの方が工期が短くなります。

今回の記事でまとめた注意点に気を付けながら、リフォーム計画を楽しんでいただければ幸いです。