リフォームの工程

資格&建築業許可-リフォーム業者を探すうえで確認しておきたい2つのこと-

近年、リフォームに参入する企業が増えています。
テレビのCMでも目にして「ここもリフォームするのか」と思うことがあります。

今回の記事ではリフォーム業者を探すうえで確認しておきたい2つのことを解説していきます。

 

社員にどのような専門スタッフがいるのか

一口にリフォームといっても、リフォームには様々なパターンがあります。

網戸の張り替え
水栓の取り換え
窓の取り換え

上記のように比較的簡単なリフォームがあります。

浴室の全面リフォーム
外壁・屋根の塗装塗り替え
屋根の葺き替え
間取りの変更
増改築

さらには、専門知識が必要なリフォームや構造自体の変更を伴うものまであります。

これらすべてのリフォームをこなすには、専門の知識を持った建築技術者が必要ですよね。
専門知識がないリフォーム業者には、作業を任すわけにはいきません。

そのため、リフォーム業者には資格を持った社員がいるかの確認を行いましょう。

国家資格であれば、一級建築士に一級建築施工管理技士。

インテリアに関係するリフォームであれば、インテリアコーディネーターも欠かせないでしょう。
他には照明コンサルタント・キッチンスペシャリストやリフォームスタイリストなど。
リフォームに関係する資格は様々です。

リフォーム作業は多岐に渡るため、幅広い資格の持った社員が属している企業であれば、それは信頼できる一つの指針となるでしょう。

 

建設業許可を確認する

リフォーム費用が500万円以上するとしましょう。
その工事を請け負うリフォーム業者は「建設業許可」を取得していなければなりません。

500万円以下であれば「建設業許可」を取得せずに工事をすることが可能です。

建築業許可を得ずにリフォーム工事が500万円枠を超えていれば、リフォーム業者の業法違反となります。
業者は処分の対象となります。

それならば業者からすれば、建築業許可が必要になれば取得すれば良いんじゃないとなるかもしれません。

しかし、実際の申請は思った以上に手間が掛かります。

そのため、小規模の修繕のみを専門とするリフォーム業者は許可を申請せずに営業している場合があります。

リフォーム業者からすれば、建築業許可を取得していれば、信用力のPRにもなります。
元請からの評価も高まることでしょう。

この事から、リフォーム業者選びに迷ったら建築業許可を取得しているかどうかが一つの指針となります。

リフォームは新築工事より難しい

リフォームは新築工事に比べて、簡単に思われている方もいるかもしれません。

実はリフォームは新築工事より難しくなっています。
それは工事の度合いにもよるので、一概には言えませんけども…。

新築工事であれば、自由度が高くなります。
基礎を新しく作る
間取りも自由に設計

リフォームは既存の住宅に対して工事をします。

そのため、住宅の構造を理解していなければ工事ができません。
構造を理解していなければ、間取り変更や増改築をすることが難しいですよね。

またキッチンや浴室などであっても、配線や水道管が壁内にあるため専門知識が必要となってきます。

既存の住宅を活かして、より良いプランを考えるのがリフォーム業者の腕の見せどころです。

リフォーム業者を選ぶときには、
どんな資格を持った社員が属しているか。
費用に関わらず建築業許可を取得しているか。
今までにどんなリフォームを手掛けてきたか。

リフォーム業者によってはインターネットでHPを持っていることも多くあります。
直接会っての聞き取りも重要ですが、いきなりはハードルが高いですよね。

事前にHPを確認することで、リフォーム事例を公開しているところもありますので、情報収集には便利でしょう。