食洗機

キッチンリフォームの際に導入すべきビルトイン型の食洗機の特徴と国内外のメーカー紹介

前回の記事では、食洗器の基礎知識や必要性について解説しました。

次にビルトイン型の食洗機について解説をしていきます。

ビルトイン型の食洗機を導入するタイミングは、
新築時に新しく導入する
キッチンをリフォームをする

この二つの環境が多いでしょう。

今回の記事では国内外のビルトイン型食洗機を取り扱っているメーカーの紹介も行います。

 




ビルトイン型食洗機とは

「ビルトイン型」は、主にキッチン台などの上に設置するタイプの食器洗い乾燥機の事をさします。

「ビルトイン型」のメリット

「据え置き型」と違い、コンセントは給排水のホースが表に出ない
キッチンの下に入るので外観を壊さない
サイズが大きいので、多くの食器を同時に洗える

「ビルトイン型」のデメリット

設置の際に取付工事が必要
「据え置き型」と比べ、本体価格がが高い
キッチン・シンク下に取付けるため、食洗機分の収納スペースが減る

ビルトイン型食洗機のサイズ

ビルトイン型の食器洗い機は大きく2つのサイズに分かれます。

食器洗い機の幅が45cmのタイプ、60cmのタイプです。
このサイズは海外製品も共通となっています。
しかし、国内製品は大半が45cmになっています。
60cmを選ぶ際には海外製品を主に選ぶことになるでしょう。

幅に加え、さらに庫内の深さによって容量の違いが出てきます。

国内製品
幅45cm
約5~6人分の食器
幅60cm
約7人分の食器

海外製品
幅45cm
約7~9人分の食器
幅60cm
約10~14人分の食器

このように食器の収納枚数を比較してみても、海外製の方が多く収納できるようになっています。

容量の違いには日本と海外の食器洗いに対する考えの違いが表れています。

日本は自分専用の箸と茶碗があります。
それを毎食後洗って、次の食事へ使います。

海外ではカトラリーセットを共用しています。
そのため、複数セットあれば毎回洗う必要がありません。

そのため、海外では一日一回の食器洗いが根付いています。

スライドオープンとフロントオープンの違い

スライドオープンのメリット
・食器の出し入れが楽
・ジェルタイプの洗剤が使える
・国内製品の最新機能を搭載した商品が多い
・下部に収納を設置することも可能
・フロントオープンに比べ節水型

フロントオープンのメリット
・同じ幅であっても容量が大きくなる
・上下2段それぞれスライドするため、食器をセットしやすい。
・下の段からも食器を取り出しやすい

スライドオープンのデメリット
・庫内容積が小さい
・食器を下から入れていく必要があり、コツがいる

フロントオープンのデメリット
・下段カゴが低い位置にあるため、腰に負担がかかる
・さっと洗い流した後の水滴が食器を収納するときに床に落ちる
・ジェルタイプの洗剤は使えない
・食洗機下部に収納キャビネットの設置ができない

国内外の各メーカーの紹介

国内メーカー

パナソニック

食洗機の国内シェアNO.1の人気メーカーです。
今回の記事ではビルトイン型の食洗機に対してですが、卓上型の食洗機を唯一販売しているメーカーです。
卓上型の食洗機を選択する場合には、パナソニック一択になるでしょう。

最新機種では3Dプラネットアーム洗浄という独自の噴射によって優れた洗浄効果を発揮します。

食器の出し入れの際には、カゴがスライドするためスムーズにできます。
独特な形状のマルチピンが食器をホールドして、洗浄水があたりやすい角度をキープします。

「エコナビ」搭載の機種は、節水効果が高くなっています。

また排気温度を低く45℃くらいにしているため小さい子供がいる家庭でも安心です。
運転音も最大41dBと静かです。

パナソニックのビルトイン型の食洗機は、スライドオープンのみになっています。

あわせて読みたい
パナソニックの食洗機~国内シェアNo.1の特徴と新機種紹介~パナソニックはビルトイン食洗機を日本で初めて開発しました。 いまや国内のシェア約6割のトップメーカーとなっています。 節電・節水...

三菱

ビルトインの引き出しが少しの力で楽に引き出すことのできるラクドアを採用しています。
汚れ具合、食器量を3つのセンサーがキャッチして洗うエコ運転を採用しています。

また、「シャワーミスト」機能搭載で食器のつけ置き効果を再現しています。
このミストによって汚れをふやかして、その後高温洗浄水を噴射するため、汚れをしっかり落とすことができます。

三菱電機の食洗機は、「DCブラシレスモーター」や「サイレンサーダクト」の搭載により業界最小の静音化を実現しています。

リンナイ

シャープのプラズマクラスターを搭載しているのはリンナイの食洗機のみです。
庫内のカビ付着を抑制し嫌なニオイを抑える機能を付けています。

重曹で洗える食器洗い機、自然素材ですから使うのも安心ですし地球にもやさしいです。
食器に付着した酸性の汚れを、弱アルカリ性の重曹が中和し、水と二酸化炭素とナトリウムの塩(えん)に分解して落とします。
そのため、小さなお子様の哺乳瓶や食器洗浄の際も安心で、排水も環境に無害です。

また、通常の食洗機専用洗剤での洗浄も可能です。

高温スチームを発生させた除菌スチーム洗浄を行います。
高温のスチームが汚れをやわらかくして、細菌ごと浮かせます。

リンナイのビルトイン型の食洗機は、スライドオープン・フロントオープンを販売しています。

外国メーカー

ミーレ

ドイツの食器洗い機の有名メーカー。
海外製の中で一番人気のブランドです。
洗浄力のパワーに優れた食器洗い機。
省エネに優れて、デザイン性も高いです。

収納力が高く大容量なので一度にまとめて洗えて便利です。
独自の「3Dカトラリートレイ」を搭載しています。
3Dカトラリートレイは、「幅・深さ・高さ」 を自在に調節できます。
そのことで、食器の大きさを気にせずにたっぷり収容することができます。

また、ミーレの食洗機は、上質でデリケートな食器の洗浄に適した洗浄プログラムを備えています。
この機能によって大切なワイングラスや食器を優しく洗い上げ、いつまでも美しく保つことができますよ。

http://reform-answer.info/2018/12/12/miele/

アスコ

スウェーデンの有名メーカーで、海外製の食器洗い機の中でもベスト3に入る人気メーカーです。
洗浄力の高さ、省エネ力が評価されていて、ビルトイン型のラインナップも豊富です。

海外製の食洗機は乾燥が弱いといわれています。
しかし、アスコのプレミアムクラスの食洗機にはヒーター乾燥が備わっています。
ヒーターで暖めた温風を送ることによって、非常に高い乾燥を可能としています。

アスコの食洗機内部は錆に強いステンレスとスチールを採用しています。
そのため、錆や水垢汚れ、傷にも強くなっています。
ステンレスなどに比べて傷みやすい樹脂パーツを極力使用しないことで、長年使用しても傷みにくい設計になっています。

AEG・エレクトロラックス

世界的に有名な家電メーカー。
食器洗い機の歴史も古く、海外製の食器洗い機の中でも信用度がかなり高いです。
スタイリッシュでデザイン性の高いものが多く人気があります。

洗浄には独自開発したWローテーションアームを採用しています。
いままでよりも立体的に食器に水流を当てられるため、洗浄力がUPしています。

BOSCH

BOSCHは、食洗機については90年代に日本から撤退していました。
しかし、2016年より再び日本市場へ再参入しています。
日本法人はなく、日本グリーパックスという会社が代理店としています。

ゼオライトドライという乾燥方法を採用しています。
ゼオライトは湿気を吸着すると熱を発生する特性を持つ鉱物です。
洗浄時は庫内温度を高め、乾燥時は食器や庫内から放出される湿気を吸収して食器を素早く乾かします。
そのゼオライトは交換や補充の必要がなく、いつまでも美しい仕上がりを保ちます。

食洗機リフォームの相談ならインターネットで

リフォームを行う会社は、全国展開の大手から地元の工務店まであります。
いざリフォームを行おうとすると、最初の業者選びで悩むことでしょう。

「どうしてリフォームしようと計画しているのか」
それは、家の不満点や問題を改善・解決するためでしょう。

そのリフォームで重要なのは、「リフォームして新しくなった生活スタイルをイメージする」ことです。

個人の発想では限界があります。

経験豊富なプロから発想やアイデアを得ることで、より良いリフォームへとつながります。

インターネットからのあなたのお悩みを相談すれば、全国の優良リフォーム会社のリフォーム専門家から解答を得ることができます。

漠然としたリフォーム希望や願望を叶えるリフォームアドバイスや、リフォームアイデアによって可能性が広がりますよ。

リフォーム一括比較サイト「タウンライフリフォーム」
あなたオリジナルのリフォームプラン・お見積もりを全て無料で作成。

インターネットで3分で登録できます。
簡単かつ無料でアイデア&アドバイスを得ることができますよ。