リフォームのトラブル

リフォーム業者の選び方のポイント-トラブルが起きない見分け方-

リフォームをしようと計画している方は、選んだリフォーム業者が「良い業者」か「悪い業者」であるか判断が付きますか?

いざリフォームをする当事者になってみると視野が狭くなって判断が付きにくくなることがあります。

今回の記事ではトラブルが起きない良いリフォーム業者の見分け方について解説しています。

当記事は以下の方にオススメです。

  • リフォームをしようと業者を探し始めた方
  • リフォーム業者と打ち合わせしてるけど判断に迷う方

ぜひ良いリフォームになるように参考にしてください。

リフォーム業者の見極めポイント

リフォーム業者に施工実績があるか

リフォームの種類はたくさんあります。

そのため、大手リフォーム業者を除き、多くのリフォーム業者は得意とするリフォームが違ってきます。
外壁/エクステリア/キッチン/バリアフリーなど。
あなたが希望するリフォームと、業者の得意不得意がマッチするか確認してみてください。

リフォーム業者が取り扱っているリフォームはホームページなどで確認することができます。
施工事例なども掲載されていることもありますので、一度見に行ってみると良いでしょう。

ホームページで情報公開している業者

多くのリフォーム業者が、ホームページを開設しています。
また、ツイッターやInstagramなどのSNSでも情報発信していることが増えています。

必要な情報はインターネットで収集可能

それでも、リフォーム業者によってはホームページなどを持たず、情報公開の少ないことがあります。

  • ホームページが宣伝ばかり
  • 施工事例が載ってない
  • 社長やスタッフの紹介が無く顔が見えない

情報量が多いということは、それだけアピールポイントが多いということです。

業者からの発信の他にも、利用者からの発信も探すことができます。
SNSなどで検索をしてみると発信があるかもしれません。
そこなら、評判を調査し業者の実態を掴むこともできるようになりますよ。

リフォーム業者選びの選択候補が決まったところで情報を集めてみましょう。
あまりにも情報量の少ない会社は避けた方が良いですよ。
不安要素が増えますからね。

口コミで評価が高い業者

SNSで情報を収集すると同時に口コミを調べてみましょう。

信頼できる業者かどうかを知る方法として、口コミで評判を調べることです。

SNSでは生の口コミを調べることができます。
他にもGoogleでも多くの口コミが掲載されていることがあります。

口コミだけで判断をするわけではありませんが、ホームページの情報など総合的にみてみましょう。

口コミなどの利用者の声は、ホームページでは見えない側面を見ることができる

担当者が必要な資格を持っている業者

手すりをつけるなど簡単なリフォームするだけなら資格は必要ありません。
DIYと同じようなものですね。

リフォーム業者だからといって、工事担当者が資格を必ず有しているとは限りません。

水道/ガス/電気工事などの工事には資格が必要

リフォームでは通常、施工範囲や住宅の種類などによって、資格の要否が変わってきます。

ほとんどのリフォームは建設業法で定められた「軽微な建設工事」に該当します。
その場合には、建築士などの資格は必要ありません。

「軽微な建設工事」の基準は、まず建設一式工事であるかどうかです。

リフォームが建設一式工事であっても、以下の条件であれば資格が不要となります。

  • リフォーム費用が1,500万円以下
  • 延べ面積が150㎡未満の木造住宅

建設一式工事でない場合も、以下の場合であれば資格が不要です。

  • リフォーム費用が500万円以下

このように、多くのリフォームは500万円以下で行われるため、大半の場合は資格がなくても施工できることになってしまいます。

いくら無資格でリフォーム業ができると行っても、有資格者の方が知識が豊富です。
幅広い知識を持った有資格者であれば、リフォーム工事に必要な助言をしてくれる可能性は高いでしょう。
そのため、有資格者が在籍しているリフォーム業者に依頼するのがおすすめです。

リフォーム業に有効な資格
建築士(一級/二級/木造)リフォーム全般
建築施工管理技士(一級/二級)監督者
土木施工管理技士(一級/二級)リフォーム計画
電気工事施工管理技士(一級/二級)電気工事
管工事施工管理技士(一級/二級)水道/ガス工事
造園施工管理技士(一級/二級)外構
インテリアコーディネーター/インテリアプランナー 内装

保証、アフターサービスが充実している会社

リフォームが完了した後に不具合や変更したい箇所が出ることがあります。
アフターサービスが整っていない会社であれば、また工事費用を払って再工事しなくてはなりません。

リフォーム業社と打ち合わせ時には、保険などのアフターサービスが充実しているかどうか確認しておきましょう。

リフォームにおける代表的な保険は、国土交通省のリフォーム瑕疵(かし)保険です。
瑕疵保険に加入しているリフォーム業者と契約すれば、自動的に保険に加入することができます。

後日工事に欠陥が見つかった場合、保険金によって無償で直すことが可能です。
また、リフォーム工事中や完了後に第三者検査員(建築士)による現場調査があります。
※保険に加入するのは工事会社です

リフォーム瑕疵保険とは

リフォーム瑕疵保険とは、国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社(住宅瑕疵担保責任保険法人)が行っている保険です。

現在指定を受けているのは5法人で、保険業務を全国展開しています。

  • 株式会社住宅あんしん保証
  • 住宅保険機構株式会社
  • 株式会社日本住宅保証検査機構
  • 株式会社ハウスジーメン
  • ハウスプラス住宅保証株式会社

第三者によるリフォーム工事の現場検査

リフォーム瑕疵(かし)保険に加入された住宅では、施工中または工事完了時に、現場検査が実施されます。
検査で不適合箇所が見つかった場合、補修工事で修繕されます。
リフォーム業者以外の第三者のチェックが行われることにより、より公正で安心な工事が行われます。

瑕疵による補修費用を保険でカバー

工事完了後、普通に生活していただけなのに工事部分に不具合が生じた場合に業者に報告するようにしましょう。業者に保険金が支払われます。

補修工事に必要な費用を保険でまかなうことができます。
※保険対象工事に伴い設置、更新または修繕された機器、器具または設備自体の不具合は保険の対象となりません。詳しくは業者、保険法人にご確認ください。

リフォーム瑕疵保険に加入している業者は公開されている

リフォーム瑕疵保険に加入している業者は、一般財団法人住宅瑕疵担保責任保険協会のホームページで公開されています。

リフォーム業者が「リフォーム瑕疵保険に加入している」と嘘を付く場合があります。
私たちを騙すためですね。

業者の言葉だけを信じず、かならず加入状況を調べるようにしましょう。

 

自宅から距離が近い業者を選ぶ

リフォーム業者は自宅から距離が近い業者にしましょう。
基準としては、自宅と同じ市区町村であればベスト。
もしくは、遠くても同じ都道府県内にあるリフォーム業者を選ぶようにしましょう。

自宅から距離が近い業者を選ぶ理由があるためです。

リフォーム工事を依頼する場合は、打ち合わせから契約。
工事開始から完了までとなれば、工期の短いリフォームであっても、ある程度の日数がかかります。
大規模な工事となると、半年以上かかることもあるでしょう。
業者とのやりとりが多くなるため、自宅から距離が近いリフォーム業者を選ぶことをおすすめします。

リフォーム会社が自宅から近くにあると、何か気になることがあったときにすぐに対応してもらうことができます。
相談しやすい雰囲気が安心感に繋がります。
似たような条件でどちらを選べば良いか迷ってしまった場合は、自宅から近いリフォーム会社を選ぶと良いでしょう。

費用が安すぎない業者

リフォームの見積もりは複数業者に依頼するのが一般的です。

複数業者に依頼するのが面倒だと思われるかもしれませんが、適正価格を知るためにも必ず行いましょう。
一社だけの見積もり依頼だと費用が高いのか安いのか判断ができませんよね。

複数業者に見積もり依頼をした結果、費用が極端に安い業者に依頼するのは辞めておきましょう。

費用が安いというのはメリットではあります。

しかし、同じ条件で見積もり依頼をしていて、費用が極端に安くなることはありません。
工事で同じような材料・設備を使うはずにもかかわらず、費用が安ければ裏があると疑いましょう。

  • 質の悪い材料を使う
  • 手抜き工事を行う
  • 素人に近い職人が工事をする

そのような可能性が生まれてきます。

相見積もりは3~5社程度に行うのが一般的です。
多すぎるとやり取りが大変です。

費用が極端に安すぎず、適切な費用で工事を請け負ってくれる業者を選びましょう。

1社限定よりも複数社に見積もり依頼する大切さ

複数の業者に見積もりを依頼する目的は、一番安い費用を提示する業者を見つけるためではありません。

トラブルなく理想のリフォームを実現するための方法の一つなのです。

当サイトではタウンライフリフォームの一括見積サイトをオススメしています。
オススメする理由としては、トラブルが少なく利用者の満足度が高いためです。

あなたはリフォームを安く済ませたいのですか?
安さはもちろん大事ですが、一番大切なのは別のところにあります。

リフォームとは、今ある暮らしをより良く改善することです。
リフォームをしようと思い立った時の目的を忘れないようにしてください。

そのためにもリフォームでトラブルがあっては、良いリフォームにはなりません。